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本展タイトルは、冬眠から覚めた蛙が鳴き始める春の訪れを象徴する季語です。生命の息吹と季節の移ろいを、河崎が生み出す生き物たちを通して表現します。
河崎は、伝統的な鋳金技法を基盤にしながらも、現代的な素材や手法を取り入れた独自の表現を確立している作家です。まるで水の中で泳ぐ金魚や雨上がりの葉に佇む蛙のような、生命の一瞬を閉じ込めたかのような作品が生まれます。
金属の硬質な輝きと樹脂の柔らかな透明感が融合し、光や視点によって異なる表情を見せる独特の美が特徴です。
一方で、伝統工芸の技術を現代にどう継承し発展させるかは、大きな課題となっています。河崎の作品は、確かな技術を受け継ぎながらも、現代の素材や手法を取り入れることで、工芸とアートの境界を越え、新しい価値を生み出しています。
本展を通じて、鋳金の奥深さと革新の精神を感じ取っていただければ幸いです。作品を鑑賞することで、水中の金魚の揺らめきや、雨の音に耳を澄ますような感覚を覚えるかもしれません。それが、日常の中にある自然の美しさを見つめ直すきっかけとなればと思います。
展覧会名 カエルハジメテナク
会期 2025.4.6〜2025.5.31
会場 恵比寿ガーデンプレイス TSUTAYA BOOKSTORE
アーティスト 河崎海斗
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